国立登山研修所 令和3年度 登山リーダー夏山研修会

2年ぶりに開催され登山リーダー夏山研修会。

全国から大学山岳部、ワンダーフォーゲル部の学生を中心にリーダーとなるものに対して登山技術、リーダーの心得を叩きこむ。

コロナ禍で山行日数は激減し、活動も大幅に制限される今、技術の継承、レベルの維持が必要だ。

まずはしっかりと整列する。返事は大きな声で。

時間厳守。

即断即決。

リーダー候補といえどまだまだ基礎ができていない。

基礎ができないものに応用技術は身につかない。

時間内にできるまで繰り返し訓練を行う。

剱岳夏山前進基地へ向かう。

雨が降っても風が吹いても5分以内にテントを設営する。

暁の出撃

平蔵谷へ

雪渓を詰める。

アイゼンワークやラインどりはまだまだ。

ひたすら猪突猛進。

クレバスが現れる

ロープを出して通過する。

これだけで一大事。

恐る恐る渡る…

目指す本峰南壁に着くとともに雨が降ってきてクライミングは断念。

「お前らにはまだ早い」と神様が告げているのだろう。

別山尾根から本峰へ。

崩れる予報だったが青空も見えた。

翌日はコンディションの悪い中、クライミング講習。

搬送訓練も行う。

結局、毎日雨が降った。

君たちの未来は明るい