直近のロック&スノーに発表された東俣沢の岩場
私の開拓した七賢の岩場の更に奥地に広がる岩塔群である
その中には短いながらも手頃なグレードのマルチピッチがいくつか存在する
大弛峠へ向かうダートな林道を走り林道の分かれる場所の駐車スペースからスタートする
少し歩くと目指す岩場が遠くに見えてくる
マーキングやケルンが途切れることなくあり、迷うことなく進むことができた
道もよく整備され歩きやすいが開拓当初は道なき道をヤブを漕いでいったのであろうことが想像できた
始めに現れるウェルカムロック
思いのほか良い岩質で期待が膨らむ
更に登っていくと次々と岩が現れる
今回登ったのはアカシヤ岩にある、その名も「アカシヤルート・10b/5P」
1ピッチ目の出だしはスラブだがボルト間隔が遠いので緊張感がある
要所にカムをきめながら登る
上部は傾斜が増す
落ちたくないので慎重なムーブとなる
2ピッチめは露出感のあるフェイスから
10bとされているが1ピッチ目よりも登り易いかも
見晴らしもよい◎
森を少し歩いて3ピッチ目のワイドクラックへ
後から気づいたが実はここはアカシヤルートとは別ラインの「伝説の剣・10b」であった…
どおりで10aにしては悪いと思った…
なんか意外と手強いぞ…と思いながら登ってます
まだちょっとザラついてます
ワイドを抜けたら開放感のある岩の上へ
ラッペルステーションのあるビレイ点から更に登ると眺望抜群の岩のてっぺんに立てます
そこには伝説の剣が刺さっていました!
ヒーローみたいですね……
一度懸垂で降りてから正規ルートも登りました
こちらは快適で易しい
25m+50mの懸垂で取り付きに戻ることができました
アカシヤルートは3ピッチと短いながらも内容は良くお勧めルートです!
興味のある方はご案内しますのでご依頼をお待ちしております◎
この後、もう一本違うルートに行こうとしていたら雨が降り出したので退散しました
東俣沢の岩場はアプローチは少々かかるものの(30分~80分程度)その分、素晴らしい岩質と眺望に優れた場所でした
道もよく整備されているので瑞牆の十一面正面壁に行くよりも楽に感じました
しかしながらこのように奥まった場所に足しげく通ってルートを作る労力は計り知れません
そのおかげでこんなに良い場所がまだあるということを知ることが出来ました
次はマルチはもちろんショートルートも是非、登ってみたいと思います
開拓された方々に感謝致します☆