ロープワークを基礎から学んできた山岳会の新人メンバーへの講習。
今回は締めくくりとして三つ峠で二日間レクチャーしました。
トポではなく壁を見て弱点を見つける習慣をつけていきます。
まずは基礎の復習から。
ショートルートでのリード&フォロー。そこから懸垂下降の手順を復習します。
覚えているようで忘れてしまっていることが沢山ありました。
実際の山でのクライミングは高度感や気象によるプレッシャーがあって、より完璧に身についていないとスムーズにロープワークをこなすことは難しいものです。
これは合格。
素晴らしいロケーション。
この日は半袖でも暑かった!
カム、ナッツ、ハーケンなどのリムーバブルプロテクションについても講習し、実践してもらいます。
午後はマルチピッチへ。
今までに味わったことのない高度感に体もコチコチ。
慣れないクラックも出てきて必死です。
緊張感は楽しさにもつながるものです。
翌日は打って変わって、寒く強風が吹いていました。
慣れないセットのカムは途中で脱落!しっかりとセットしたいですね。
これもアウトに近いセット。しっかり収まる場所を見極めることが重要。
弱点を突いて三つ峠の山頂へトップアウト。
富士山が見守っています。
最期は懸垂下降。
懸垂はトラブルも多く実はとても難しい技術。しっかりとトラブル対処も身に着けて欲しいものです。
雨が降り出す中スピーディーな作業が求められます。
慣れないながらも下降を続けて地上へ降り立つと…。
最期の最後にドラマが待っていた…。