今年は春の遠征に向けてアイスクライミングに主体的に取り組んでみた(遠征は結局、延期になったが)
私自身、ガイドとしてアイスクライミング講習を行っているが
実をいうと苦手意識がある
苦手であればこそ、どのように登れば効率的か考え抜いて理論を作り出し、それを伝えている
1月に何度か氷に触れたのち、2月に米子に3度通った

今年からマウンテンワークスの管理する駐車場が出来てアプローチがぐっと近くなった
おかげで、3度通ったが全て東京から日帰り山行となった
林道の除雪もしてくれているので快く利用料を払ってほしい
利用ルールを知らずに手前に駐車する者
駐車場代を節約しようと下から林道を歩く者
いろいろいるが、そもそも正式な駐車スペースはないので潔くお金を払いましょう!
そもそも氷を登らせて頂く上で、地元の方々と話し合っていろいろな仕組みが出来上がっていることを忘れずに!
数千円をケチることで今後、登れなくなることも大いに有り得る

林道を歩き下り坂を降りきるころ、正面の山肌に氷瀑が現れる
竜神、アナコンダ、コブラといった滝が並ぶ

2月1日に米子入門ともいえる不動戻しの滝へ
入門と言えども八ヶ岳で言ったら卒業クラス

左の氷柱には横一文字にクラックが入っている
取付きには一度全て崩壊したのであろう巨大な氷塊が幾つも転がっている
左右の氷柱の間のルンゼ状から取り付いて右に抜けるラインをとる

見た目よりはるかにテクニカルでチムニー登りなどを交えながら登り切った
2ピッチ目は傾斜が緩むが見た目よりは立っている

早めに降りたので他の滝を見学しに行った
こちらは夜叉

こちらは阿修羅
どちらも100mクラス

2月12日はコブラへ(写真右、左はアナコンダ)

圧倒的な存在感!!
そして威圧感!!

ルート左に活路を見出す
下部のスカートも鱗状で意外に悪い

凹角をうまく使って傾斜をころす

アナコンダを登った知り合いのパーティーが撮ってくれた

2ピッチ目は凹角を抜け出し右にトラバースする
半端ない高度感だが地上は遥か下
どんなに落ちてもグランドフォールはないとみて果敢にランナウトする
幸い氷は柔らかくアックスがバシバシきまってくれる

3ピッチで登り切って無事終了
ロープは濡れてバキバキに凍り付いた

2月20日は正露丸へ、こちらはアプローチ途中の不動滝(左)と黒滝(右)

こちらはカチカチ山
左のロープで登っているのはクレイジーな知り合いのクライマー

そして正露丸
ここは以前、返り討ちにあった因縁の滝

遥か頭上から垂れ下がる氷瀑を見上げると首が痛くなる
首だけでなく胃も痛くなる

スクリューの決めづらい下部から細い氷柱の中間部
鱗状を越えてビレイ点へ

続くピッチは右へトラバース
やや傾斜は緩むがパンプが苦しい

じわじわと登る

最後の氷柱はか細い氷柱でプロテクションが取れなさそうに見えたので一度、短くピッチを切る

ビレイしながら滝を観察すると右側面の氷はしっかりしているのでできるだけ側面に支点をとりその先は突っ込む腹を決めた

悪い氷をだましだまし登る
猛烈なパンプに耐え、やや傾斜が緩んでからも長いレストを入れながらなんとかトップアウト

2回の懸垂で取り付きに戻った
ずいぶん時間がたってしまったが、あの時のリベンジを無事果たすことができた
氷への苦手意識も少し払拭されたかな?




