小川山の新しいトポに掲載されている気になるエリア
ペルセウス座流星群の「隕石めぐり」に行って来た
これから行きたい方のために以下に記す
アプローチ
トポの通りに行けば迷うことはない
45分程度
1ピッチ目
トポでは苔まみれで割愛した方がよいとあるが
苔はあるが酷いのは出だしだけでホールドがはっきりしてるので登れなことはない
左からショートカットすれば苔の部分をスキップすることも可能なのでせっかくなので登ろう!
ボルト間隔も近いので恐れることはない
むしろ苔よりも枝が張り出して鬱陶しいので装備に鋸を加えた方がいいかも?
2ピッチ目は明るいテラスから始まる
5.9だが核心はアンサウンドなフェイスで細かいフットワークが要求される
真上をめざして少し歩くと岩に当たるので正面やや右手にボルトが見つかる、ここが3ピッチ目
3ピッチ目はスラブから小ハングを2つ程越える
マントルムーブが楽しい
開けて展望がよくなりさらにスラブを進むときれいな桃太郎クラックが現れる
クラック脇にボルトが連打されているので安心だがワイドっぽいムーブを強いられる
少し歩くと4ピッチ目の小さなスラブ
4ピッチ目終了点から右に大きくまわりこんで登っていくと5ピッチ目のある「隕石」エリアに出る
トポでは「隕石めぐり5ピッチ目は苔が酷いので他のルートを登る」との記載がある
実際はルート上で苔は気にならない(使うホールド周辺は掃除されている)
むしろ枝が張り出してルートを覆っているのが邪魔
「隕石」の他のルートは全てカムが必要なのでオリジナルを登った方が良いだろう
5ピッチ目の出だしはクラックを使っていくが離陸に頭を悩ませるかもしれない
左側にボルトが近い感覚で打ってあるので怖さはない
歩いていける感じの中間部を過ぎてレッジから直上する部分が悪い
このピッチのグレードはP251では5.9?
P253では5.10bとなっていてどちらが正しいかわからない
体感では10d以上といった感じ(この部分は右から歩いて迂回も可能)
厳しいマントルを返したあとに展望の良いテラスに出る
更に小岩塔が目の前にあるのでこれを登る(6ピッチ目?)
6ピッチ目はホールドは良いが岩の表面が風化してポロポロ崩れるのでメンタル的にグレードアップ
更に高度感が凄まじくグレードアップ
この部分、ムーブ的には5.9だが体感グレードは人によって随分変わるだろう(ボルトが近いので危険ではない)
終了点は展望抜群の岩峰上なので是非ここまで登ることをお勧めする
下降は5m先に歩いて右側から歩いて小岩峰取り付きに戻る
または終了点から懸垂下降(残置はなかったので捨て縄・捨てビナ必要)
支点から5ピッチ目取付き付近まで懸垂下降20m
以降はテープに導かれながら取付きまで歩いて下ることが出来る(約10分)
感想
グレードは手頃ながら風化した岩や苔のついた岩などワイルドなクライミングが楽しめる
途中の歩きは短いのでそれほどきにならない
フェイス、スラブ、ワイドクラックなど変化に富んだ飽きさせない内容でもっと登られてよいだろう
みんなが登ればルートもきれいになるハズ
ボルト間隔は近くどのピッチからでもエスケープ可能で安心
ムーブは多彩なのでまるっきり初心者に厳しいかも
楽しいお勧めルートです!