裏妙義・軍艦岩と聞いてすぐに頭に浮かぶ人は少ないだろう
丁須の頭へ向かう登山口である国民宿舎跡の駐車場から見て宿舎の背後に聳える岩壁の一つがそれである
右手の岩山の顕著な岩壁がそれだ
と、いうものの軍艦岩の場所には諸説あるらしい
新旧の昭文社・エアリアマップにおいて記載されている場所が異なる
最新版ではそれらの記載すらない?
この手の地名はその土地に相当詳しい方がいないと判然としないものである
私も昔から、ここの岩壁は気になっていて軍艦岩・御殿・鶴城山
ここでは旧版のマップに従うこととする
アプローチは宿舎裏手にひっそりとある遊歩道から
途中、立派な東屋もある
この遊歩道は周回コースで国民宿舎跡の東側へと続いている
遊歩道を離れ10分ほど尾根筋をたどればクラックの走るとりつきとなる
易しいがほとんど登られていないので岩の剥離に神経を注ぎながら登る
2ピッチ登ると開けたフェイスとなる
新緑をバックに爽やかな風が吹いて気持ちの良いピッチ
雨上がりで美しい青空
遠く星穴岳も見える
とはいっても概ね泥藪なのが妙義の常
周囲に連なる壁は壮観
両側が切れ落ちたリッジをたどってしばらくすると御殿風穴稜に合流する
その後、泥藪をたどれば…
知る人ぞ知る御殿風穴へ
風穴というだけあって風が吹き抜ける
反対側も見てみる
結構薄い岩なんですね…
ここから御殿風穴沢を懸垂を交えながら下りました
難しいクライミングではないですが、ちょっとした冒険が味わえる好ルートでした◎