小川山・隕石めぐり

小川山の新しいトポに掲載されている気になるエリア

ペルセウス座流星群の「隕石めぐり」に行って来た

1ピッチ目
トポでは苔まみれで割愛した方がよいとあるが
苔はあるが酷いのは出だしだけでホールドがはっきりしてるので登れなことはない

1ピッチ目

左からショートカットすれば苔の部分をスキップすることも可能なのでせっかくなので登ろう!

ボルト間隔も近いので恐れることはない

むしろ苔よりも枝が張り出して鬱陶しいので装備に鋸を加えた方がいいかも?

2ピッチ目

2ピッチ目は明るいテラスから始まる

5.9ですが核心はアンサウンドなフェイスで細かいフットワークが要求される

1ピッチ目終了点から

真上をめざして少し歩くと岩に当たるので正面やや右手にボルトが見つかります、ここが3ピッチ目

3ピッチ目

3ピッチ目はスラブから小ハングを2つ程越える

マントルムーブが楽しい

さらにスラブを進むときれいな桃太郎クラックが現れる

桃太郎クラック

クラック脇にボルトが連打されているので安心だがワイドっぽいムーブを強いられる

少し歩くと4ピッチ目の小さなスラブ

4ピッチ目スラブ
ここは岩も硬く快適

4ピッチ目終了点から右に大きくまわりこんで登っていくと5ピッチ目のある「隕石」エリアに出る

トポでは「隕石めぐり5ピッチ目は苔が酷いので他のルートを登る」との記載がある

実際はルート上で苔は気にならない(使うホールド周辺は掃除されている)

むしろ枝が張り出してルートを覆っているのが邪魔

隕石めぐり5ピッチ目

「隕石」の他のルートは全てカムが必要なのでオリジナルを登った方が良いだろう

5ピッチ目の出だしはクラックを使っていくが離陸に頭を悩ませるかもしれない

左側にボルトが近い感覚で打ってあるので怖さはない

中間部は傾斜が緩いバンド状

歩いていける感じの中間部を過ぎてレッジから直情する部分が悪い

このピッチのグレードはP251では5.9?

P253では5.10bとなっていてどちらが正しいかわからない

体感では10d以上といった感じ、この部分は(右から歩いて迂回も可能)

厳しいマントルを返したあとに展望の良いテラスに出る

更に小岩塔が目の前にあるのでこれを登る(6ピッチ目?)

6ピッチ目

6ピッチ目はホールドは良いが岩の表面が風化してポロポロ崩れるのでメンタル的にグレードアップ

更に高度感が凄まじくグレードアップ

この部分、ムーブ的には5.9だが体感グレードは人によって随分変わるだろう(ボルトが近いので危険ではない)

終了点

終了点は展望抜群の岩峰上なので是非ここまで登ることをお勧めする

下降は5m先に歩いて右側から歩いて小岩峰取り付きに戻る

または終了点から懸垂下降(残置はなかったので捨て縄・捨てビナ必要)

支点から5ピッチ目取付き付近まで懸垂下降20m

以降はテープに導かれながら取付きまで歩いて下ることが出来る(約10分)

感想
グレードは手頃ながら風化した岩や苔のついた岩などワイルドなクライミングが楽しめる
途中の歩きは短いのでそれほどきにならない
フェイス、スラブ、ワイドクラックなど変化に富んだ飽きさせない内容でもっと登られてよいだろう
みんなが登ればルートもきれいになるハズ
ボルト間隔は近くどのピッチからでもエスケープ可能で安心
ムーブは多彩なのでまるっきり初心者に厳しいかも