アルペンルートの開通とともに今年も雄山東尾根を訪れた
春の天候は目まぐるしく変わるものだ
黒部湖は昨年、凍結していなかったが今年はほとんどが氷に覆われていた
天候は早めに崩れ始めて雪交じりの尾根を登る
程よい場所に雪洞を掘る
掘り始める前に十分な積雪があるか見極め、適度な傾斜と場所を十分に検討することが大事
効率よく掘るためにはどうするか?
今回は積雪が多かったため縦にまっすぐ掘り進めた
入り口にはしっかりと扉をつける
中から見るとこんな感じ
明り取りにもなる
夕方は風雪が強まって雪洞のありがたみを感じた
夜のうちに雲は取れて翌朝は素晴らしい朝日が爺ヶ岳から昇った
眼下に黒部湖が大きい
吸い込まれそうな青空なのに寒さが厳しくないのは春山の特権だ
幾つもの起伏を繰り返しながら東尾根は雄山へと続く
写真、中央が雄山の山頂、左へ大汝山、富士の折立と続く
雷電峰付近のピークは易しい岩稜となっている
最後の登りをこなすと雄山神社へと飛び出す
雄山の頂上からは雪をまとった剱岳が!
南へ目を向けると薬師岳から黒部五郎、槍ヶ岳など
下山は一の越~東一の越、タンボ平~黒部平へ
東一の越からは登ってきた東尾根が伸びやかに美しいスカイラインを描いていた