雨雲の隙間をついて短期速攻、西上州の鍬柄山を攀じ登った
冬に入る前のこの時期は妙義山周辺の山を訪れることが多い
登山口から望む姿はなかなかに厳めしい
標高1,000m以上の山は低い雲に覆われるのをよそに600m以下の低山はその頂を天に向け存在を誇示していた
弱点をついて南稜へと這い上がる
触れる岩はことごとく動き、じわじわと這い上がるような登攀を強いられる
稜上は岩稜となっていて視界が開ける
下仁田周辺の山々を見渡す
特徴的な四ツ又山や双耳峰の鹿岳も楽しい山だ
霞掛かった山々に山麓の紅葉が映える
山頂直下の岩壁もやはり脆い
低山ながら眺望は素晴らしい
次第に身体も岩に馴染んでくる
時折薄日もさしてほのかに温かかった
最後の壁を登りきると山頂へと飛び出す
コンパクトにまとまった楽しいルートだった
山頂でおにぎりを食べて登山道を下っていると雨がパラついてきた
幸い木々に守られて濡れずに車へと戻ることができた◎