凍てつく壁に熱い火花を散らすG登攀クラブ冬季合宿。
通称・WGM(winter G meeting) !!
今回は近年ドライツーリングも盛んな足尾の岩場。
まずはベースキャンプを設営し各々各ルートへ散っていく。
初日、私のチームはトポのない幕岩へ。
壁を見てオリジナルラインを引く。
出たとこ勝負で取り付いてみる。
我々は写真の二人の真上にあるチムニーの右、カンテを挟んだ浅い凹角のライン。
私がリードで取り付くと短いがなかなか被っていた。
もろい岩にも神経を使う。(写真に写っているのはフォローの和田さん)
気合をいれて何とかテンションをかけずに突破。
続くピッチは傾斜が緩むと思われたが…。
やっぱり傾斜が強く上部はさらにもろくなっていく。
それより先はだいぶ傾斜が落ちて優しくなった。
ただ、岩はそうとうもろく堆積していた。
傾斜の強い部分は下部の2ピッチ、それぞれⅤ+、Ⅴくらいのグレードだった。
登ったルートはかなりマイナーなラインだろう。
特に下部3ピッチは初登かも!?
帰幕後は焚火に焼き肉で盛り上がった!
翌日は皆でウメコバ沢・中央岩峰へ。
朝一の渡渉は厳しい!
中央岩峰「右ルート」へ。
ラインは中央やや右の凹状をたどりコルのあたりから左のピークを目指す。
クライムオン!!
快適に高度を稼ぐ
ルート中は陽が当たらず寒い…。
振り返ると対岸の壮絶な岩稜。
隣のルートを登る仲間たち。
向こうから撮ってもらった私たち。
こうして見るとなかなか傾斜がある。
核心ピッチは氷があってスクリューをもって来なかったことが悔やまれた。
10mのランナウトを強いられて緊張した。
なんとか無事トップアウト!
仲間と集まって登る合宿も楽しいものだ!!
G登攀クラブは新規会員を募集しています!
(ただし特に初心者を育てるシステムなどはありませんのである程度自立したクライマーであることが前提です。)