「GWの岳沢はさぞかし混んでいることだろう」と思っていたが蓋を開けてみるとそんなことはなかった。
奥穂南稜とコブ尾根をお客様をかえて2連荘で登った。
まずは奥穂南稜。
急な雪稜をひたすら登りつめる。
南稜は穂高の初登ルート。奥穂めがけて一直線。
だけど奥穂についてからの下山がどちらを通るにせよ長い道のり。
堅い雪面では滑落は許されないので一歩一歩きちんとアイゼンを利かせていく。
岩場になると安心するのは私だけか?
天気は申し分なし!
ルートにはもう1パーティーしかいなかった。
小屋も宿泊は20人くらい?テント場は埋まっていたけど。
日焼け対策とはいえ人物不詳。インスタ映えなし。
せめてジャケットをカラフルにしよう!(余計なお世話だが)
喧騒の奥穂山頂を足早に辞し、ジャンへ向かう。
ロバの耳との鞍部へ下る。
ここが一番悪いポイントで神経を使った。
対岸のロバの耳から懸垂しようとしている人が、懸垂ポイントを誤っていて苦戦していた。
ロバ耳巻いて直登コースからジャンのてっぺんへ。
後ろの人影はY村YGとO俣G。ジャンダルム飛騨尾根から来たそうだ。
定番の構図。
天狗沢をお尻で一気に下る。
標高差600mを30分。
いつもこうだといいのだが。
ところで朝、ジャンの付近でヘリが2台飛んでいた。
案の定、遭難救助があったようで荷物が残されていた。
この時期は遭難が多いが、力量が分不相応の人も多くみられる。
充分な経験と装備で安全な登山を心掛けたいものだ。