GWは三ツ峠にて講習企画「バリエーションルートへの道」のトレーニングを行いました。
この季節は残雪の富士山をバックに心地よい気候でじっくりと学ぶことができます。
まずは室内ジムで行った講習を実戦で試してもらいます。
リード&フォロー、アンカー構築、懸垂下降を身に着くまで何度も反復します。
易しいルートでも環境次第ではプレッシャーが違います。
アルパインに近いロケーションでより緊張感のある練習となります。
安全管理のもとマルチピッチクライミングのシステムに慣れていきましょう。
時には脆い岩をだましながら登ることも必要になります。
三つ峠は古くから親しまれているアルパインクライミングのゲレンデ。
ロケーション、手ごろなスケール、豊富なルートと本当に素晴しい場所です。
今回はあらためて良さを実感しました。
北アルプスなど高い山は荒れ模様のようでした。
ここでも午後からは強風が吹き荒れ肌寒い天気となりました。
環境の厳しさも山でのクライミングの難易度を高くする要因。
懸垂下降技術はシンプルながら習熟が必要で事故も多いので、より念入りに反復練習していただきました。
トラブル時の対応もしっかりと身に着ける必要があります。
2日間、朝から晩までみっちりと講習しました。
集中していると時間はあっという間に過ぎてしまいます。
覚えることは盛りだくさん、ご飯も盛りだくさんでお腹いっぱいの講習となりました。