消防職員を対象とした山岳遭難救助技術研修会が開催されたました。
山岳救助の多くを担う各地方の消防職員へ向けた研修会です。
先日に引き続き、僭越ながら講師を務めさせていただきました。
コロナ対策に十分な注意を払いながら研修会が行われました。
実際の救助現場でもコロナ対応をしながらの困難な活動となる昨今。
消防職員は地域管内で救助要請があれば出動します。
それが川であっても山であってもです。
救助のスペシャリストである彼らですが、山登りのスペシャリストではありません。
そんな彼らに山での活動、登山技術を教えるのが私の役目です。
山岳地での救助は常に危険と隣り合わせ。
自らの安全を確保しながら要救助者を救出します。
レスキュー隊は常に自分の身を危険にさらしながら活動していることを忘れてはいけません。
まさに「使命とリスクマネジメントの間」で。
彼らのたゆまぬ努力に私たちの楽しい登山が支えられていることを忘れてはいけません。
5日間、朝から晩までみっちりと息つく暇もないほど研修が行われます。
お風呂の時間は各班20分のみ!
消防庁の期待がおにぎりの大きさに現れているようでした。
常に研鑽を怠らない彼らの姿勢に私も見習わなければならないと思いました。