西穂高岳から上高地へ

春とは思えないほど気温の上がった北アルプス。
雪解けも進みこの時期のコンディションとしては難しいものがありました。


ロープウェイからの登りは半袖で丁度よいくらい。
稜線に出ても4月とは思えない気温。

平日の為か小屋は空いていました。


天気も良く、時間もあるので丸山までお散歩。

乗鞍岳はまだまだ豊富な雪を残しています。


夕食後は沈む夕日をゆっくりと眺めることができました。
普通なら寒くてすぐに小屋に入りたくなるところです。


あまりに美しい宝石なので持って帰ることにしました。


朱から蒼へ。
変わりゆく空の色にしばし見とれてしまいました。


翌日もこれ以上ない天気。

独標から先は雪のない部分が多く、氷化しているところもありコンディションが悪く感じました。
雪が多い方がアイゼンを利かせやすいので歩きやすいのです。


笠ヶ岳の向こうに両白山地北部の山々が連なって見えました。


西穂山頂は狭く3~4人で一杯となってしまう感じでした。
週末はどうなるのでしょうか?


下降はクラシックルートである西穂沢から上高地へ。
雪が緩んで歩きずらいし、焼けつくような太陽に体力を奪われます。

下るにつれて風も出てきて凌ぎやすくなりました。

汗をかきながらスキーヤーとスノーボーダーが登っていきますが歩き始めが遅いですね。
雪は緩んで滑りやすいかもしれませんが、湿性の雪崩のリスクが高い時間帯になってしまいます。


上高地は芽吹きには早いようでしたが、春の気配に満ちていました。