スコ―ミッシュではボルダーだけでも十分に楽しめる規模がある
有名な「THE EGG」という課題
世界一小さなボルダーとされる石
トポにも載っていて30cmくらいの大きさ
ボルダー専門家のテッシーに交じって私もトライしたが成果はほぼなし
0a
今回の旅の目的の一つ「The Grand Wall 11a/A0 」
スコ―ミッシュを代表する名クラシックルートである
森の中をアプローチして壁にぶつかる、そこには「Exasperator 10c」という美しすぎるフィンガークラックがあった
左にトラバースして「The Flake」とよばれる巨大なフレークがある
「The Grand Wall」のみであれば中間のバンドを歩いて取付きへ行くことが出来るが
ここはやはり壁の最下部から取り付くのが本筋と「Apron Srings 10b/2P」を登ってリンクすることとした
顕著なフレークの左にか細く走るクラックをたどるのが「Apron Srings 10b/2P」
10bだからといって侮れない
トポに寄ればスコ―ミッシュで最もハードな10bと呼ばれているそうだ
登るにつれて細くなり閉じていくクラック
もたもたしているとパンプするのでカムを決めたら一気に登る
続くピッチも癖のあるコーナーから
3ピッチ目・5.8からグランドウォールのルートに合流する
5.7のスラブだが30mにボルトが3本と墜落は許されない
1ピン目が遠い!
先行に3パーティーほどいて渋滞している
後からもどんどん登ってきた…流石人気ルート
4ピッチ目もスラブ
ここもランナウト、最後のトラバースが怖かった
5ピッチ目・10bは下りトラバースから
最後はA0
6ピッチ目・10b 「Split Pillar」と呼ばれる美しいコーナークラック
40mと長くシンハンドも出てきてパンプする
最後はワイドクラックを登りテラスへ
7ピッチ目・11a/A0は「The Sword」と呼ばれるテクニカルかつパワフルなピッチ
11aの核心を越えた後はエイドクライミング
8ピッチ目・11a 「Perry’s Layback」ここも薄被りのレイバックがひたすら続く…パワフルなピッチ
ここまでレイバックのピッチが5ピッチありかなりの疲労感
9ピッチ目はスラブのトラバースからリーチーなフェイスへ
ラスト10ピッチ目もフレークをアンダートラバースからレイバック
バンドへとたどり着いて完登!
こんなに疲れたマルチピッチは初めてだった…
前評判に恥じないどのピッチも素晴らしく、内容の濃い、しびれるものばかりだった!!
正にスコ―ミッシュのマスターピースといえるだろう◎
帰り道も恐怖のバンドトラバースあり…
落ちたらどうなるのこれ…