アルパインクライミング不毛の地である東北において黒伏山はかけがえのない存在だ。
標高こそ低いが壁は高差約250m、幅約500mとスケールは大きく一枚岩としては日本屈指である。
1時間ほどのアプローチをこなすと南壁が予想よりも大きく、傾斜も強く現れた。
アルパインクライミング不毛の地であるがブッシュは濃い。
出だしからテクニカルな登りが要求される。
総じてグレードはトポよりもだいぶ辛い。
となりを伺うと壁の傾斜の強さがよくわかる
しびれる登攀が楽しめる
初見ではラインを見出すのがなかなか難しい。
ボルトもあるが、たいていは藪に隠れている。
オーバーハング越えのマントル返しなども多く気合も必要。
9ピッチで岩がなくなったところで終了して懸垂下降。
紅葉も美しく、内容の濃いクライミングを堪能することができた◎