公開 !! 天狗山ダイレクト

天狗山ダイレクト・ルート案内

川上村のナナーズから見上げる天狗山は山頂直下に岩壁を張り巡らせている。
山頂へと続く岩稜・岩壁をつないで登るバリエーションルートを開拓・整備した。
その名も『天狗山ダイレクト』。

読図、ルートファインディング、プロテクションセットなど総合的な技術が求められる。
男山ダイレクトに続く好ルートである。
※2020年夏に三段岩壁にボルトを打ちました。
これで直登が可能になりルートの内容が一層素晴らしいものとなりました!
これに伴いトポも改定してあります。

アプローチ
車利用の場合:馬越峠の天狗山登山口・駐車場(6台程度可)を利用し天狗山への登山道を30分ほどたどる。
1760m圏の小ピーク(ルートが良く見える)と天狗山のコルからロープで塞がれた踏み跡を南へと下る。1530mの朽ちた道標手前のケルンを目印に斜面を上方に標高差60mほど登ると反り返ったボルダーが現れる( ケルンから見える白樺の倒木をくぐるようにして登っていく)。ボルダーから右に10mトラバースすると岩稜末端へ到着する。

※先日、1600m付近(ケルンあり)からとりつきへ直接向かう新たなアプローチを設定しました。目印のケルンから沢状地形を渡り、やや下りながら右へとトラバースしていくと2分ほどで取り付きへ着きます。

川上駅より村営バス(上り)で「大深山中央バス停」下車。馬越峠方面へ20分ほど歩いた地点から天狗山方面への農道へと入る。レタス畑を30分ほどで農道終点のイノシシ除けの柵を入り登山道を20分ほどたどると目印のケルンにたどり着く。

登山道上のケルン

 

反り返ったボルダー。ここを右に20mトラバースすると取付きへ。

1P目(35m・Ⅲ級):落ち葉が溜まって苔むした階段状の岩稜を登り小ハングのある岩壁下へ。(左からも巻ける)。

1P目・すっきりした岩稜ではないがウォーミングアップと心得よう

2P目(20m・Ⅳ級):リッジを直上するライン。大フレークに乗り小ハングを越える核心はワンポイントだが傾斜があり脆いので注意。上部の松の木でビレイ。
リッジ左の凹角をたどるライン(Ⅴ級−・ハーケン×2):凹角を5mほど登り左のフェースへ移り右上。再び凹角をたどりリッジ上でビレイ。
※こちらの方が内容は〇
更に大きく左からスラブを歩いて巻くことも可能(Ⅱ~Ⅲ級)。

2P目:小ハングは脆いので要注意

3P目(25m・Ⅱ~Ⅲ級):斜度の緩い岩稜からヤブの中を登り岩壁下まで。

4P目(30m・Ⅳ級+):クラックから開けたリッジへ。カムが有効。

4P目:出だしはやや傾斜が強いが支点は良好
開放的なリッジへ飛び出す

5P目(Ⅰ~Ⅱ級):10分ほど尾根歩き。

6P目(30m・Ⅳ級):ハングした脆い岩峰を右に巻き、「門」と呼ばれるチムニーの右壁から登る(左壁にハーケンあり)。またはチムニーをレイバックで登る。チムニーを抜けリッジ左奥テラスの松の木でビレイ。

6P目:チムニー右壁を登る(通称「門」)

7P目(25m・Ⅳ級−):10mほどのフェイスを登り、その後リッジをたどる。

8P目(Ⅱ級):岩稜を歩き三段岩壁基部へ。

三段岩壁基部まで尾根歩き

9P目(25m・V級−):1段目はボルトに沿って右上する。2段目は脆い箇所もあるので注意。2段目テラス左端の大きな松の木でビレイ。(ボルト×2)

10P目(15m・V級−):2段目テラスより正面のハングのある壁は脆い。ボルトの打たれた左端のスラブを登り中間部から右上する。上部は脆く浮石が多いので慎重に。(ボルト×1)

11P目(20m・Ⅲ級):短いスラブを左上し樹林帯へ入る。

12P目(Ⅰ級):踏み跡を10分ほどたどると天狗山山頂へと飛び出す。

下降:登山道を40分ほどで馬越峠へ。

参考タイム
馬越峠(30分)天狗山手前のコル(30分)岩稜取付(3~4時間)天狗山(40分)馬越峠

必要装備:ロープ30m以上、カム×1セット、スリング×6くらい。


赤線が天狗山ダイレクト
青線は登山道・踏み跡      ※それぞれの線は目安です(精確ではありません)

※部分的に登られた形跡もあったのでルート名は仮です。既に名前があったらお知らせください。

※ケルン~取付きの間の目印は登山道と混同されないように目印は最小限としています(ケルンあり)。

※下図のピッチ数と上記のトポにずれがあります。

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