冬の厳しい寒さも緩み春らしい柔らかな風が吹く季節となった。
山にも少しずつ季節の変化が表れている。
降る雪は湿って重く、時に雨となる。
季節外れの雨は山での仕事を生業とする私たちガイドには大きな悩みの種。
2月27日は阿弥陀岳北稜。
赤岳鉱泉まではほとんど雪がなく、山肌も5月くらいの様相。
北稜だけに雪はそこそこあるが、岩場には全然載っていない。
真っ黒な横岳をバックに。
翌、28日は下界は雨予報。
雪線は予報では1900m。
開催も危ぶまれたが、モチベーションの高いお客様でとりあえず行ってみる方針。
醤油樽の滝へ。
マルチピッチのトレーニングをしながら大滝を目指す。
ここはあまり日が当たらないので氷は健在。
雨ではなく雪で登りには全く問題なし。。天然の屋根もある。
3月1日は甲府の兜岩へ。
朝には雨が上がる予報が集合の9時になっても降っている…。
それでも回復を期待して岩場へ!岩は触ってみないと分からない!!
岩場に着くと概ね濡れていたが(まだ霧雨が降っていた)、ハング多の下の乾いたルートを選んで集中的にトライ!
お昼ごろには陽もさしてきて大体の岩が乾いてきた!
青空も広がって、気持ちいいクライミング日和に!
やっぱり山も岩も現地に行かなきゃ分からない!!