今年もこの季節がやってきた
WGM
そう、私の所属する山岳会・G登攀クラブ最大のイベントWinter G Meeting である
2月3日~4日の2日間の冬のクライミング合宿
草木の少ない荒涼とした岩肌のせいか
近くなのに何故か遠征ムード漂う足尾・松木沢
3パーティーに分かれてそれぞれの岩場に向かう
飯田・有川パーティーは松木沢ジャンダルム・中央壁直上ルートへ(写真なし)
残る二組は幕岩へ
鈴木・柳瀬パーティーは「幕岩・同志会ルート」
なんかすっきりしてる人気ルートらしい
氷はないが代わりに岩にフッキングしたり草付きに叩き込んだり!
ひたすら楽しそう
ビレイ点も整備されている模様
私たち佐藤・武田・テツパーティーは「右も行けるらしい」という極めて乏しい情報しかない「同志会右ルート」へ
ヤブヤブだし残置とかはない
若手のテツにリードを代わる
なんか私のイメージと違うほうに突っ込んでいくテツ
「そっちはダメだろ~!」
しかも途中でアックスを落としシングルで登る(後で拾えました)
悪そうなスラブを1時間以上かけてようやく抜けた
スラブはテクニカル&プアプロ、これは時間が掛かるわけだ…
フォローなのでいいけど…
最後はノーハンドトラバースからダメ押しのクラックで充実
頑張ったテツ
最後の凹角ピッチは私が行く
ワイドクラックな感じで抜ける
「お腹一杯!」
懸垂で帰る
夜は焚火
20代前半に食当を任せると物量がエラいことに…
翌日はウメコバ沢周辺へ
なんか朝から身体が重い
飲みすぎたのか?
鈴木・テツはウメコバ沢末端壁へ
氷にテツが写ってるらしい(探してみよう!)
難しいところもあったらしい…知らんけど
飯田・武田は中央岩峰の「白峰会ルート」へ
トラ―バース…アイゼンは嫌だね!
陽が当たって暖かそう
対岸から見た飯田パーティー(中央左)…探してみよう!
佐藤・有川パーティーはチャンピオン岩稜へ!
と思ったら違う尾根へ突入!
下調べをしていないとこうなりますね…
こちらは日陰
アプローチで汗をかいてビレイ中に風に吹かれて身体が急激に冷えてしまった…
難しいところはないがとにかく岩が脆い
それなりに長い
鈴木パイセンが撮ってくれた私達(右下付近)
最終的にはウメコバ尾根の頂稜へと飛び出した!
結果的にはジャンクションピークのコルから「ウメコバ尾根・槍状岩稜」と呼ばれるところを登ったらしい
まあ情報のないところを登るのも楽しいものだ
タイムリミットが近づいていたのでトップアウト後即座に下降に掛かる
リッジを歩いてR7?を懸垂5~6回して降りる
40分遅刻で皆の待つベースキャンプへ戻る
若手に着いていくのは大変だけど楽しく充実した合宿だった
そして私は風邪をひいた…
山で風邪をひくのは初めてかも…何とか歳には抗いたいものだ