桜の便りが届く季節、雪国の山々にも春の訪れを感じる頃となった。
頚城山塊の雨飾山はいまだ豊富な残雪をまとっている。
小谷温泉からスキーを履いて雪の林道をアプローチする。
特徴的な雨飾山の山頂部が頭を覗かせていた。
左から山頂、P1、P2と並ぶ。
P2から手前やや左に降りている尾根が南尾根。下降はP2より白く雪で繋がっているライン。
南尾根に取りつく。ところどころ現れる急斜面に慣れないシール登行で手こずる。
尾根上へ這い上がると広々としたブナの斜面が広がっていた。
P2まではもうひと頑張り必要。
この辺りから風が強くなってきた。
振り返ると北アルプス北部の山々。朝日岳あたりだろうか。
僅かに新雪が降ったのか尾根は綺麗な雪に覆われていた。
P2への登りは雪面が堅いためツボ足で登る。
時折、突風が吹いてあおられる。
雄大な山並みを背負って歩く。
P2へ登りつめると山頂は間近。双耳峰というかバットマンのマーク!?
スキーをデポして山頂へ向かう。
右手、P1直下のバットレスを登る。
アプローチの雪庇もきわどい。
ロープを結んでクライミング。岩は思ったより堅い?
…と思ったら上部は積み木崩し。
全て浮石といってよい。
P1から山頂まではナイフリッジ。
O俣君、百名山ゲット!
海谷山塊方面を望む。
天気は下り坂で吹雪いてきた。
帰り道も慎重に!
下りは華麗なターンを描いて颯爽と!!