日光の川治温泉の更に奥に静かに佇む月山の氷瀑
初めて訪れる山域にはいつも心が躍る

林道から遠望する山肌は黒々としている
雌滝は白いが雄滝は怪しい

今回の目的の雄滝は所々岩肌が見えて、ザアザアと大きな音を上げ飛沫をほとばしらせている
この滝はペルーで亡くなった稲田千秋が初登したルートである
彼女とは七賢の岩場で一緒に開拓した楽しい記憶がある
彼女の拓いた二つのルート「白い巨塔」と「サンセットクルーズ」はエリアを代表する好ルートである

一方、雌滝は下部は辛うじて氷があるというった体だが、上部は比較的しっかりと氷結しているようだ
ここまで来て何もせずに帰る選択肢はないので雌滝を登ることとする

出だしは階段状で易しいが極めて氷は薄くデリケートな登攀を強いられる

2ピッチ目はさっきよりもましに見えるが・・・
アックスを打ち込むと氷を貫通して中の空洞へ達してしまう
スネアドラムを叩くような重い音を響かせながら登る

少し登れば傾斜も緩むので容易だがスクリューを入れる場所は限られる

最近、山岳会に入会した若手
なんと19歳
遠く伊那から車を走らせやってきた

3ピッチ目は出だしがバーチカル
見た目より長いが氷質は良くアックスもスクリューもよくきまる
傾斜が寝てくると氷が薄くなった
60mいっぱいで立木まで

4ピッチ登り3回の懸垂で取り付きまで戻る
雌滝は所々立ってる部分はあるが長くはなくビレイポイントも安定してるので登り易い滝と感じだ

まだまだ若手には負けてられんワイ!




