八ヶ岳・横岳西面の小同心と石尊稜に食い込む三叉峰ルンゼ

傾斜のある滝もあるが短く、それぞれの滝の間は傾斜の緩いナメ滝で形成されている

アプローチは赤岳鉱泉から中山峠方面へ5分ほど行った橋を渡る部分から右の沢へ入る

小同心ルンゼを分けて次の沢を左へ入りこれを詰める

小屋からトレースありで小屋から40~50分程度だろうか?

奥がゴルジュ状になって小さいが傾斜のある滝を持つのが三叉峰ルンゼの入り口となる

1つ目と滝と言ったが実際はF2となりF1は既に雪の下に隠れている

傾斜はあるが短いので数歩上がれば緩やかになってくる

氷は空気が多く含まれているよでアックスの刺さりは良いがスクリューの入りはイマイチだった

幅は狭く使える部分が限られるので、ややムーブが限定される

逆に言うとそこが面白い

傾斜の緩い部分は概ね雪に埋まっている

高度を上げると次第に展望が広がる

背後に阿弥陀岳が大きい

3ピッチほど進むと二俣が現れる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左俣は岩が多くミックスで小同心・右岩稜方面へ続く

右俣は易しい氷から岩の露出した滝を越える

雪のルンゼを詰めていき最後は右の石尊稜へ抜ける

写真から分かるようにゴルジュの上部は明るく開けているが降雪直後などは雪崩には要注意である

石尊稜の下部岩壁と上部岩壁の中間に飛び出す

ここまでくれば大展望となる

北アルプスが白い帯のように長く続いている

石尊稜の上部岩壁を登る

易しい岩稜だが墜落は許されないので慎重に登る

稜線が近くになるにつれて風当たりが強まる

この日はまだ穏やかな方だが、それでも長居するのは憚れれる

稜線に抜けて地蔵尾根がら下り樹林帯の安全地帯へ下りることができた◎

 

三叉峰ルンゼはアイスクライミングというよりは稜線に抜ける一つの道筋として変化があって魅力的なルートだと思う

氷の部分は裏同心ルンゼ程度、石尊稜上部も阿弥陀岳北稜くらいの難易度で初級者には程よい課題であるし何より景色が素晴らしい

とはいえ八ヶ岳の厳しい風、それなりに長い行程、雪崩への警戒など総合的な要素が求められる

それほどメジャーではないがお勧めのルートの1つである