山に行けない日々。
遠出もできないので歩いて行ける近所を散策することにした。
草花丘陵は我が家から多摩川を挟んだ位置に見える場所で以前から気になっていた。
自宅を出て一分歩くと多摩川の土手へ上がることができる。
対岸には低く連なる草花丘陵が見える。
奥に見える歩道橋を渡る。
指導標もある。
住宅地の裏手に回り込むと丘陵が近づく。
分岐が多いが地形図を見て面白そうな方へ向かう。
ここは神社の地図記号があるピークを目指す。
古くからの道はどこか風情がある。
道は河原の丸い石で組まれた石段へと変わる。
鳥居をくぐって更に進むと…。
妙見堂は朽ち果てていた…。
紙片には「昔、疫病が流行ってそれを鎮めるために建立された」とのこと。大蛇に模したしめ縄を安置する行事があるそうだ。
私たちが到着したとき小さな蛇が石組の陰に隠れて顔だけのぞかせていた。
彼に現在の疫病を払うのは荷が重いかもしれないが、願わずにはいられない今日この頃。
ここから北へ多摩川に沿って歩いていく。
大きなゴルフ場の脇を抜けていく
多摩川の流れと羽村堰。
ここから玉川上水が始まる。
丘陵の多摩川側は土崖となっていて樹林のないところは見晴らしがとても良い。
遥か都心のビル群も望むことができた。
散歩のおじさんたちも多い。
少し森へ入るだけで豊かな自然が残っている。
新緑が美しい季節。
山に行けないと季節の移ろいにも鈍くなってしまう。
いつの間にか季節は進んでいる。
オトコヨウゾメ
ピンボケ。
ヤマエンゴサク。
群生していた。
チゴユリ。
@のっぽ歩く。
浅間岳(235m)へ登頂。
ここまで家から1時間くらい。
ヤマツツジ見頃。
深山幽谷の面影あり。
トトロあり。
このまま行けば日の出山、御岳、大岳山、御前山、三頭山、大菩薩、笠取山、甲武信ヶ岳を通って瑞牆まで登りに行けるな~。
甲武信から北に向かって二子山へも行けるな~。
なんて妄想が広がりました。
家の近所にこんな素敵な場所がある幸せ。
こんな時だからこそ発見できました。