屋根岩トラバース

ギア:ロープ・60mシングルもしくは30mダブル、キャメロット#0.4~#1、クイックドロー×2、アルパインクイックドロー×2、120㎝スリング×1、180㎝スリング×Ⅰ

時間:7時間~8時間

①大日駐車場よりパノラマ遊歩道へ入る(Ⅰ峰方面)

②パノラマ遊歩道の最上部(ヘアピン状に道が曲がっている箇所)の三叉路の赤矢印から右の踏み跡に入る(×印方向)
※いくつか踏み跡が分かれるが右へ右へと行く

③ボルトの打たれた1峰メインウォールに出るので岩の左端に沿って狭いルンゼを登る

③ルンゼを30mほど詰めると行き止まりとなり小テラスがある

写真左下の砂地が小テラス
小テラスからはⅡ峰頂上の岩峰が見える

④小テラスからⅠ峰頂上へ向け右から回り込むように登る。20m・5.4(途中にハーケンあり)

Ⅰ峰ピークへ

⑤Ⅰ峰頂上からⅡ峰とのコルに向かって懸垂下降30m(なるべくスキーヤーズレフト側へ降りる)

⑥Ⅰ・Ⅱのコルからスラブ状の小尾根の左に沿って踏み跡を5分登る(急登・歩き)

⑦ワイヤーの垂れたルンぜを15m登る(5.4)

⑧テラスから左上の尾根の上に登る

なるべく早めに左の尾根に乗ると吉

⑨Ⅱ峰頂テラスへと出る(休憩適地)

⑩Ⅱ峰ピークよりⅢ峰へと向かう

⑪緩いスラブを下る(写真ポイント)。その後、コルまで歩いて下る

映えスポット

⑫コルより10mほど登ると行き止まりとなるので左の開けた方へ向かう
斜めに生えた木の基部まで少し下る

⑬メルトダウン上部をトラバース(40m)して南稜レモン最終ピッチ取付きへ

だいたいこんなライン

⑭左のボルトライン5.7を登るかもしくはルンぜを詰める(ルンゼの方が易しい)

⑮Ⅲ峰ピークよりクライムダウン2m+3m+2m、立木より25m懸垂

1回目のクライムダウンは意外と悪い

⑯エビのしっぽを登る。
1P目:正面から取付き左のフェイスに出て切株のあるチムニーを抜けてテラスまで(5.7、20m)

2P目:テラスを左に行き小垂壁を越えてエビのしっぽ左端のコルへ(5.7、25m)
ボルト支点より25m懸垂

⑰コルより土の乗った斜面を8m登り、バンドを左へ6mトラバース。ピナクルの上から左のスラブへ出る。
3mほどトラバースしたら右上~左上して3.5峰ピーク(枯れ木のピーク)へ(5.5、25m)。
松の木から懸垂20m。

⑱コルより正面の岩は支点がとりにくいので左の藪から巻く。中段テラスに出て10m登るとⅣ峰ピークへ(5.5)。
背の低い松の木から15m懸垂。(直登は5・7)

⑲右から巻き気味に歩いてⅤ峰頂上に向かう(頂上にワイヤーの巻かれた大岩あり)。
大岩からスラブを下って最後クライムダウン2.5m。
もしくは大岩のワイヤーを支点に懸垂下降。

⑳小コルからわずかに登り返し窮屈なトラバースしてキレットへ(キレットを渡るところは脆く支点が得にくいので注意(5.6、15m)。キレットを渡ったところがガメラ岩。

㉑Ⅴ峰ガメラ岩のショートルートの支点を利用して懸垂10m(クライマーの邪魔にならないようにケンコウチムニー側へ降りる)

㉒本峰方面へクライムダウン~松の木で懸垂・20m(スキーヤーズライトへ降りる)。
少し歩いて更にピナクルから懸垂・15m

㉓コルより少し歩きⅥ峰へ登る(15m・5.7、カム有効)、左~右~左~右のライン。松の木でビレイ。
クライムダウンもしくは懸垂10mでⅥ・Ⅶのコルへ

㉔Ⅶ・Ⅷ峰は稜線から外れているので左から巻く

㉕本峰が近づいたら右の踏み跡に入り本峰下部へ。ルンぜを挟んで二つの稜があるので左の傾斜の緩い方を登る。2P・25m+10m(5.7)。大岩でビレイ(240㎝スリング有効)。最後はワイドクラックなので苦手な人は手前の脆い直上クラックを登るとよい。
最終的に本峰南ピークの肩に出る

㉖クライムダウン7mから少し歩いて本峰北ピーク直下の広場に出るのでここで終了。
この先、ピークのてっぺんまでは行く場合は5.10程度ありそうなクライミング。

㉗下降:なるべく左、左へと踏み跡をたどる。廻り目平へ30分。