室堂乗越の方面から剱岳と対峙した時、人々の心を掴み目を惹くのは、
幾重にも岩峰を連ねた八ツ峰のスカイラインに他ならない。


鋭い岩峰を連ねた稜線は日本を代表する岩稜である。

すっかり秋の装いの剱岳。その懐に飛び込んでいく。


剱沢の雪渓を下り、長次郎谷を登り返す。
辺りが明るくなる頃、目指すⅥ峰フェースが近づいてくる。


右の三角の岩壁がAフェース。その左隣、Aフェースに重なるようにBフェース。
下部にスラブがあるのがCフェース。左端の傾斜のある壁がDフェースとなる。


剣稜会ルート取付きのスラブ。
今回はクライミングシューズは履かずアプローチシューズで登攀する。


雪渓を足下に高度を稼ぐ。

長雨の影響で剣稜会ルートは濡れていて途中から右のRCCルートへ。


難しくはないが、岩が脆い部分があり支点も乏しい。


Ⅵ峰の肩を抜け八ツ峰の上半を縦走する。


懸垂下降が連続するのも八ツ峰縦走の特徴。

クライミング、ロープワーク、判断といった総合力が求められる。


Ⅷ峰を越えて終わりかと思いきや、おまけの八ツ峰の頭を登る。


ようやく八ツ峰完登!!
3:20小屋発で10:30に到着。


でも本峰まで先は長い。

池ノ谷ガリーへ下降して、長次郎の頭を越えて、本峰を越えて剱沢小屋まで。


本峰直下までクライミングを楽しむ。

素晴らしい晴天の下、山頂へ到達。

ちなみに私の肩には常に小人が載ってます(いままで隠していましたが)。

山頂には12:25着。剱沢小屋に15:25着でほぼ12時間行動で終えることができた。

今回は天気のめぐりあわせか八ツ峰も空いていて登りも下りも渋滞のストレスは全くなく快適だった。

厳しい八ツ峰の縦走ですが目標とするには素晴らしいルートであるといえるだろう。

いつ来ても厳しく、温かく迎えてくれる剱岳。

山は変わらずそこにある。